久遠の禁域 神奈備物語
発売日 :
2025/05/23
禁域で見つけるのは、不死の真実……? 心震える壮大な和風ファンタジー!
神が住まうという禁域・神奈備(かむなび)。
広大で危険なその樹海に足を踏み入れ、戻ってきた者はいなかった。
十十木(ととき)という少女を除いては。
彼女はかつて神奈備に迷い込み、
豊富な知識を持って戻ってきた。
そのため村の人々に「帰り者」と蔑まれつつも、知識を生かして暮らしている。
そんな中、彼女は上品な青年・六路(ろくろ)から神奈備の案内を頼まれる。
実は彼は国主の息子で、父親からある密命を受けていて……。
心震える和風ファンタジー!
広大で危険なその樹海に足を踏み入れ、戻ってきた者はいなかった。
十十木(ととき)という少女を除いては。
彼女はかつて神奈備に迷い込み、
豊富な知識を持って戻ってきた。
そのため村の人々に「帰り者」と蔑まれつつも、知識を生かして暮らしている。
そんな中、彼女は上品な青年・六路(ろくろ)から神奈備の案内を頼まれる。
実は彼は国主の息子で、父親からある密命を受けていて……。
心震える和風ファンタジー!
- レーベル: 角川文庫 キャラクター文芸
- 定価: 858円(本体780円+税)
- ISBN: 9784041161005
角川文庫 キャラクター文芸の新刊
みんなのレビュー
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よっち2025/05/2220神が住まうという禁域・神奈備。広大で危険なその樹海に足を踏み入れ、戻ってきた者はいないと言われる禁城を巡る和風ファンタジー。かつて神奈備に迷い込みながらも豊富な知識を持って唯一人戻ってきた少女・十十木。そのため村の人々に「帰り者」と蔑まれつつも、弟の千千木を気にかけながら知識を生かして暮らしていた彼女が、国主の息子で父親からある密命を受けた六路から神奈備の案内を頼まれる展開で、そこから明らかにされていく禁城の樹海に隠された驚愕の秘密があって、過去の因縁に決着をつけて繋がったその結末はなかなか良かったです。
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まぁ2025/05/268神話的でした。幼い頃に禁域から生還した十十木さんが国主の息子である六路さんととともに再び神がいると言われる地へ、不老不死を探して踏み込むわけですが、すべて丸く収まりハッピーエンドではないところが個人的に良かった。どうもこうもないのかもしれないけど、自分で決めて自分でやって、後悔もあるけど、生きているんだから、最期に良かったと思えれば幸いですよね。
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つなきち2025/06/276ネタバレあり不老不死の密命を受けた国主の息子・六路と乳兄弟・蘇馬は、神が住まうという禁域に足を踏み入れ生きて戻ってきた十十木を案内役として雇い、自称不老不死の草学者・阿嶽とともに神奈備奥地に向かう。不老不死の技が生まれた流れも自然だし、そこに住む人達の気持ちの移ろいも納得できた。死なないことが目的となり生きる目的を失うのは恐ろしい。500年もの間水の牢獄に閉じ込められていた櫛。十十木に生まれ変われてよかった。六路もよい国主になりそう。二人が無事に再会できたのも嬉しかった。それぞれの道をしっかり歩いていってほしい。
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ICHI (atomic)2025/05/2865月23日新刊 神が住まうという禁域・神奈備。 広大で危険なその樹海に足を踏み入れ、戻ってきた者はいなかった。十十木という少女を除いては… どんな結末を迎えるのか予測がつかない。こんな風に繋がっていくのか!って驚愕したし、この結末で良かった。
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蝶子2025/06/275ネタバレあり終わり方が予想外だった。てっきり六路と十十木は一緒に暮らすのかと…。世の中のシンデレラの潮流に一石を投じたな。ずっともののけ姫みたいな美しい自然描写が続いて、ひょっとしてポストアポカリプスSFなんじゃないかと疑ってたんだけどそんなことはなく笑、500年前のことにすべてちゃんとオチをつけて綺麗に終わった。続編ないのかも。あったら六路と十十木に再会してもらって結婚してほしい気もする。いやしないほうがいい気もする、生きているレイヤーが違うもんな。ハッピーエンドと言えばハッピーエンドだしな。二人とも目的は達成。
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