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ファンタジア文庫の新刊
みんなのレビュー
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のれん2020/10/0915この作品は正しくジャンキー小説だ。 クスリに手を出す人間は弱く不確かで、あやふやな物しか持てない自分に不満を常に募らせている。 そんな彼らだから日頃の鬱憤を晴らせる世界に心躍らせる事が出来る。ヒロインもライバルも主役に負けず劣らず傲慢さと弱さを抱えているのを、前者は巧みな構成で後者は描写で見事に表現している。 ラストの「悪魔」については面白いの一言。スタンド的な悪魔が映すジャンキーたちの明日は。 ノリもラノベとしてのクセが少ないので、時代を経ても読みやすいのが好印象。
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まりも2014/07/0514サブタイトルが祭典なだけあってこれ完結するんじゃないかという位のお祭り騒ぎ回。バイクでの悪魔バトルをもっとやってほしかった。あざの作品はバトルが熱いのは勿論ですがここぞというタイミングで色んなキャラを動かしたり人間ドラマが魅力的でもあるのが良い。梓の過去がちょっと怖かったけど二人の恋愛はどうなるのか。常に先が気になる状態で終わらせるとかあざの先生は読者を焦らすのが上手すぎる。
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nas2020/10/128面白いな。千恵、梓がなんか浮いてるなって印象だったんだけどこうなるのか。しかし、こういうオカルトミステリーって当時は幾つかあった気がするけど最近あんまり見ないな、レーベルがばらけて俺が当たってないだけかもしれないけど
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椎名2014/11/178正しく衝撃の第二巻で作者の思い通りというわけです。悔しいが急激に面白くなってきたと言う他ない。千絵が執行細胞の書き込みを発見したところから徐々に謎解きと更なる謎が広がり始め、それを追っていくうちに水原と景の思惑通りの超ド派手なデビル・バトルに魅せられていく。上手いなあ。世間体や将来、損得勘定や身の安全といった普通で当たり前に気にするはずのことを全て捨てた闇の住人だけが味わえる悪魔の祭典に興奮が止まらなかった。そして梓の高慢で独裁的な内面が明かされる。ただの共依存では終わらない歪みきった関係性に拍手。
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アツシカ2018/09/226副題は「祭典」。祭りじゃー!ってなわけで物語が大きく動いた巻でした。隠されていたカードもオープンされて、ここからは後戻りできない勢いで転がっていくんだろうな。それにしてもセルネットの皆さんはちょっと可哀想ですね……てかこんなに戦力差が……。どうも僕が思っていた縦軸は早々に放棄されるっぽく、ここからは幼馴染の過去、あるいは断絶が主軸になるのかな。断絶を埋める話になるのか、それとも飛び越える話になるのか。楽しみ
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