平行線上のモラトリアム
発売日 :
2007/07/01
崎谷はるひ待望の新シリーズ始動!
自分とは全く方向性の違う「青春」を題材にした映画を撮れと援助先のプロデューサーに言われ、制作に悩む映画監督の弥刀紀章は、大学受験を控えた佐倉朋樹に、映画の取材をさせて欲しいと頼む。それは、独特な雰囲気を持つ佐倉への興味からでもあった。近づこうとすればするほど、なお佐倉への興味が増す弥刀。それに反するようにしてあがらない脚本。ジレンマに苛まれながら、弥刀は自らの青春ともいえる過去の恋に目を向けることになるのだが──!? 遂に新シリーズスタート! ※こちらの電子書籍については、口絵や挿絵は収録しておりません。ご了承ください。
- レーベル: 角川ルビー文庫
- 定価: 628円(本体571円+税)
- ISBN: 9784044468217
角川ルビー文庫の新刊
みんなのレビュー
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せ〜ちゃん2017/08/2342ネタバレあり★★★「白鷺シリーズ」4冊目。『キスは大事にさりげなく』からの3連作のスピンで、志澤の後輩:弥刀と藍の友人:佐倉朋樹のお話1冊目。 弥刀が自分で消化しきれていなかった鬱屈を朋樹にぶつけ、結局朋樹がそれを男前にも受け止め導いた…そんな展開? 朋樹は本編でもいい奴だったけど、も〜♪ ホントに男前♡ まだ20歳そこそこの朋樹の意志の強さ、行動力、達観ぶり…東大に受かる様な頭脳を持ちながらの肉体派…全てにおいて素敵すぎる♡ しかし…本編では志澤の良き協力者であった弥刀だが、これほど鬱陶しい男だったとは…。続く→
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黒猫2012/09/2216大きいワンコ大好き、年上のヘタレ、受け男前カッコいい
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tera。2014/04/1213「白鷺」シリーズ4作目。 知靖の後輩・弥刀と藍の友人・朋樹とのお話。結局このシリーズ通しての印象は、懐深い子供二人に大人二人が許されて包み込まれて守られてるという感じ。 今回は忘れたかったシリアスな過去が目の前に迫ってきて、二進も三進もいかなくなった弥刀を受け止める朋樹が、強くて優しくて魅力的だった。また藍もしなやかな心のままで、強くなったと感じられた。知靖と二人で生きて行くと決めたからなのだろう。今までは何かと藍を守るスタンスだった朋樹が弥刀と関わる事になって、どう変わって行くのかが楽しみだ。
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rabbit2020/12/3010ネタバレあり白鷺シリーズスピンアウト。藍の友人佐倉朋樹と映画監督の弥刀紀章との恋。弥刀が過去のジレンマに振り回されグルグルしてる一方、14歳も年下の朋樹が達観し過ぎていて男前でかっこ良かったです。
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ふみ2016/02/2210【積本消化】白鷺シリーズスピン!弥刀紀章(新進気鋭の映画監督・35歳前ぐらい)×佐倉朋樹(フリーター・20歳ぐらい)本編では主役の二人を助け頼りがいがあった弥刀さんのダメダメっぷり、過去にとらわれそこから動けないでいる姿にびっくりでしたし、朋樹の潔さと強さと懐の大きさが素晴らしかったですね!甘さが全くないこの二人の今後が気になりますね…でも、なにより藍のしなやかな強さが一番すごいかな(*'ω'*)
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