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ファンタジア文庫の新刊
みんなのレビュー
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まりも2015/05/1736再読。ロシアの原子炉衛星アンタレスを巡り、7つのテロ組織との争いに要撃小隊が駆り出される事になる…な話。オイレンと同一の事件を扱いながらも、別の側面を描く事で異なる読後感をもたらす物語に仕上げたのは見事。リンクさせる事で一つの事件の表側、裏側を見れるから読んでいて楽しいですね。個人的に印象に残ったのはモリサンと乙のやり取り。モリサンと出会った事で彼女が更に魅力的なキャラになったと思います。やっぱこういうカッコいいオッサンは良いなぁ。次巻も読む。
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いおむ2017/12/1125作品の仕掛けが見事!主要キャラの3人はもちろんのこと、それ以外の人物たちもしっかり書き込まれていてよい。思わずオイレンをさっと読み返してしまいました(^^)
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友和2015/04/1925再読。オイレンシュピーゲルとつながっているが、こちら側が事件の真相を突き止めるストーリー。モリサンと乙/ツバメとのやりとりもよかった。
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マーム2011/03/0517落下したロシアの人工衛星〈アンタレス1140号〉の“隠された核”を巡り繰り広げられる攻防。オイレンシュピーゲル弐でも描かれていた核テロ事件を、MSSの空中機動型の特甲児童たちの側から追ったのが本巻。そして、〈焱の妖精〉の3人と〈猋〉の3人、さらにもう一人(二人?)の特甲児童も絡んでの破壊活動によって、事件は最高潮に達します。個人的には、乙と雛の二人が、「テレビ出たーい!」「お洋服欲しい!」と〈猋〉の3人に対抗意識を燃やしていたのが面白かったですね。
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磁石2017/06/1113ネタバレあり「今にも死にそうな男のすぐ目の前に立つと、自分がその身に備えた鋭い鋼鉄の手足がなんの価値もないものに思えた。いや――、ソレを駆使する自分自身以上に武器が価値を持つことなど、本来あってはならないことだった。 生身の手足でこれほどのことを成した男の前で、ただ呆然とそれを思い知らされた」。便利すぎる道具を使っているうちに振り回されて、使われて自分もその一部となっていく。どんどん価値が薄れて、居ても無くてもよくなって、全てに無関心になる……。理想を願うって、決して辛いだけじゃないと、思い出させてくれる
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