断章のグリム 6 赤ずきん

発売日 : 2007/12/25
森と狼と赤ずきんが、やがて混沌と悪夢の連鎖へと──。
自分を敵視する騎士の攻撃により、意識不明の重体に陥った雪乃。彼女の重荷をなくすため、蒼衣は単身、未だに手がかりの見えぬ<泡禍>の謎へと立ち向かう。そして、失踪事件を発端とした悪夢の結末に待っているものとは──!?
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 627円(本体570円+税)
  • ISBN: 9784840241168

この作品をストアで探す

みんなにシェアしよう

電撃文庫の新刊

  • 陰キャの俺が席替えでS級美少女に囲まれたら秘密の関係が始まった。 2
    陰キャの俺が席替えでS級美少女に囲まれたら秘密の関係が始まった。 2
    美少女たちの言いなりになるのも陰キャの使命!?
    星野星野 (著者) / 黒兎 ゆう (イラスト)
    発売日: 2025/07/10
    電撃文庫
    試し読みする
  • ゲーム・ウィズ・スローン 無限死行
    ゲーム・ウィズ・スローン 無限死行
    逃げ場のないデスゲームと化したVRSLO。攻略に挑む少年の運命は――
    夏海公司 (著者) / SOLANI (イラスト)
    発売日: 2025/07/10
    電撃文庫
    試し読みする
  • この青春に、別解はない。 デルタとガンマの理学部ノート 2
    この青春に、別解はない。 デルタとガンマの理学部ノート 2
    理系部活×日常の謎、第二弾。さあ、青春のフィールドワークへ。
    逆井 卓馬 (著者) / 遠坂あさぎ (イラスト)
    発売日: 2025/07/10
    電撃文庫
    試し読みする
  • 最強の悪役が往く~実力至上主義の一族に転生した俺は、世界最強の剣士へと至る~ 2
    最強の悪役が往く~実力至上主義の一族に転生した俺は、世界最強の剣士へと至る~ 2
    最凶の悪役、力を求めてエルフの里を蹂躙する!
    反面教師 (著者) / Genyaky (イラスト)
    発売日: 2025/07/10
    電撃文庫
    試し読みする
  • 死なない少女の屍体は、ここに。
    死なない少女の屍体は、ここに。
    不死身の騎士団長は、なぜ殺されたのか。
    築地俊彦 (著者) / 切符 (イラスト)
    発売日: 2025/07/10
    電撃文庫
    試し読みする

みんなのレビュー

  • 藤月はな(灯れ松明の火)
    2021/06/26
    物語の中で悲劇を描く時、その悪辣さが誇張されたり、現実の苦さを一滴、加える事がある。この物語の場合は後者だ。直向きで真摯だからこそ、偏狭で幼稚な正義感は何も救わない所か、一番、大切な人を奪ってしまった。しかも泡禍が生まれるきっかけになった人物は起こった悲劇も自分が何をしたのかも忘れて生きていくのだ。これを理不尽と思う人は多い。でもこの世は決して平等でもないし、帳尻も合わない。元凶や加害者は必ず罪悪感や贖罪の意識を抱くような事も起きず、忘れて生きる事がある。何故ならこれが現実の一端だからだ。
  • まりも
    2015/01/18
    赤ずきん後編。今回の保有者は予想通り愛だった訳ですが2年前から始まっていたのが凄まじい。その狂気がジワジワと街にまで広がっていたとか最初から救いようがないしこうなるのは必然だったのかな。前回少な目だったグロ描写も大量で、鋏で腹を切って石を詰め込むシーンは本当にきつかった。この作品の描写はリアルな痛みと怖さが伝わってくるんですよね。今回の事件はこれまでで一番規模が大きく救いの無い話で印象に残りました。「人間にとって本当に恐ろしいのはやっぱり人間」っていうのは言いえて妙だな。
  • 坂城 弥生
    2022/03/10
    風乃の言った事ってそんなに残酷かな?勇路のせいで被害が増えたそれは一人前を自負してる人には告げるべき事では?
  • Yobata
    2014/06/26
    雪乃や笑美から守る為、勇路は瑞姫と愛を連れて逃亡する。しかし斎藤家で発見された死体,雪乃が焼いた知沙都から今回ほ泡禍は人間を摸写し成りすます性質を持つことを知る。赤ずきん,さらには類話である七匹の子ヤギ…人間を騙し喰らう獣“狼”は何を暗示し誰が役割を担っているのか…?赤ずきん,後半。お婆さんになりすまし赤ずきんを騙し喰らいながらも腹を切られ石を入れられた狼繋がりで類話である「狼と七匹の子やぎ」も絡む下巻。人を騙し襲う関連から怪談ののっぺらぼうまで及ぶ解釈は面白かった。確かに「お前を食う為だ!」の所は→
  • そのぼん
    2013/07/11
    ネタバレあり
    下巻になり、死者も増えてきて恐ろしいことになってきました。白い手や足を発生させた狂気の正体には驚かされました。じわじわと心のなかに巣くっていった狂気・・・。こういうのが一番怖い気がしました。