オオカミさんと毒りんごが効かない白雪姫

発売日： 2008/02/25

渡る世間は鬼ばかりなんかじゃない。今回のテーマは家族です。

衝撃！りんごさんにはお姉さんがいた。ミス御伽学園の超美少女、その名も白雪さん。　でも、おっとりゆるいしゃべり方といい、優しい穏やかな性格といい、この姉妹はまったく似ていない。　だって、りんごさんは腹黒ですから！　まぁ、そんな訳で異母姉妹という複雑な家庭環境らしいのだ。　でも、和解したいのが見え見えの二人。おおかみさんと亮士くんは一肌脱ぐことになるのだが……。　家庭環境が複雑な裸の（女）王様を素敵なレディに仕立て上げるミッションもあり、今回はホロリとくるお話が満載？　そんなのどーでもいいよというアナタ。おおかみさんの水着シーンもありますよ～（エコー）。

レーベル：電撃文庫
定価： 649円（本体590円＋税）
ISBN： 9784840241601

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スズ

2018/03/02

46

乙姫さんの女子力向上講座、男子生徒達の男の野望決行作戦、りんごさんと白雪さんの心の溝を埋めよ作戦の三本立て。掃除中にＧが出現して、普段はクールでツンツンしているオオカミさんが「うわ～ん、おうちかえるー！」と泣きじゃくって亮士くんに抱き着いたり、亮士くんにキスされる夢を見て悶絶したりと、素の女の子の部分を時折出してしまう彼女が可愛すぎでした。自分の母が白雪さんの父親を寝取った事で彼女の家庭を壊してしまった事への贖罪の気持ちに苛まれていたりんごさんですが、彼女の小さな背中を押してくれる仲間達の存在が最高でした
まりも

2014/01/04

21

今回はシリアス成分多め。だけどジャックと豆の木のおかげでいつもの明るさは健在。パンチラの為に２０年もかけた男たちの汗と友情の物語でした笑　りんごさんとお姉ちゃんの白雪との仲直りに男前モードの亮士君が活躍しましたが話の落ちはいつものオオカミさんで面白かったです。りんご√はらしくないもんね
わたー

15

今回の元ネタは「裸の王様」、「ジャックと豆の木」、「白雪姫」。裸の王様から露出狂(ストリーキング)へはこの作品らしい自然な(?)流れだったと思うが、ネグレクトからくる自己承認欲求を満たすためって設定は重すぎやしませんかと。そのため、重い話と重い話に挟まれて、「ジャックと豆の木」がより際立っていたように思う。野郎どもが全力でバカやって、女性陣に白い目で見られる話、好きだなあ。
Yobata

2012/10/26

12

今回は、裸の王様,ジャックと豆の木,白雪姫が元ネタの話。内容は、女露出狂,パンチラの風発生計画,りんごさんと義姉。今回のメインはりんごさん。義姉である白雪との不和を解消せんがために亮士くん・大神さんコンビが動く。最後、亮士くんが久々に男前モードになり、無事仲直り。もしやりんごさんも亮士くんルート?になると思いきやそんなこともなく相変わらずヘタレな亮士くん。しかし今回の真のメインは、ジャック軍団‼まさかのパンチラのための20年計画wこういう話嫌いじゃない…むしろ大好きw今後のジャック軍団の活躍に大いに期待w
星野流人

2012/06/28

12

今回はストリーキングを美女に変えるバカなようなシリアスなようなな回と、エロスを追い求める男たちの熱き戦いを描いたバカ回と、りんごさんの過去エピソード絡みのシリアス回……という、相も変わらずシリアスとギャグが共存するカオスな１冊。特にジャックと豆の木のエピソードは、バカみたいなお話のはずなのに、エロスを追い求める男たちの熱さにやられて、つい目頭が熱くなってしまった……。りんごさんと白雪さんのエピソードも、なかなか良かった。けれどラストのストーリー展開にちょっとひねりがなかったかなあ？とも。