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ファンタジア文庫の新刊
みんなのレビュー
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まりも2014/10/0912こんなにほのぼのしたドタバタ日常を読めるのも短編だからこそ。今回の過去編は今までで一番好きだったかもしれない。第二次大戦後に舞台が移り急激な変化を遂げた時代とその時代を見つめ適応させていく吸血鬼たち。多くの人物が登場したことで短編とは思えない密度がありました。中でもジローが人間だった頃の許嫁はづみとの再会は胸に来た。現代、過去ともにジローは女泣かせですね。
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じお2025/06/279★★★★★ 再読。女王事件から立ち直り、モグリの調停屋として大忙しのミミコ達と、第二次大戦からとうとう香港までの過去エピソードを収録した短編集第5巻。面白いです、日常のドタバタがただ楽しい。そして正直これが最後と知ってるから楽しいけど、切ない。過去エピソードは一気に詰め込んできた印象、だがちゃんと面白い。これまでとは違いカーサ掘り下げとかではなく、他の血族、豪王、セイ、ゼルマンなどなどのお話が、その辺りのエピソードもやはり面白い。しかしウォーカーマン………コイツが諸悪の根源なのでは?
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紅羽2015/11/308短編集、5冊目。もぐりの調停屋を始めたミミコたち。第二地区で半ばタダ働き同然な仕事に勤しむミミコとジロー。それでも平和な日常という感じで和みました。コタロウくんも、「本部基地防衛部部長特別渉外担当官」という名のお留守番を任ぜられ、張り切ってますね。でも本当に有能なのは彼なのやも…。過去編も大変良かったです。
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晦夢2014/02/105短編集。ジロー、ミミコ、コタロウの日常は読んでて安心するな。ほっこりする。後半半分くらいある月と太陽のモンタージュは場面がどんどん移る二十世紀後半の模様。名前だけ出ていた人物や、少ししか出てない人物の過去や未来やら。すごく良かった。
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こうづき2014/09/204最後の過去編に鳥肌が立ちました。二十世紀後半が、世界のどこにとってもどれだけ激動の時代であったか。そして、長い時を生きる吸血鬼たちがどんな気持ちでそれを見るのか。とにかく色々な場所と時代と人をザッピングしていく話だったので、本当に楽しめました。もちろん前半の短編も良かったです。たくさんの犠牲を糧に、少女は成長したのだ……!
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