シリーズ累計500万部突破! 今こそ一気読みしたい超大作ファンタジー『伝説の勇者の伝説』シリーズその色褪せない魅力の秘密とは!?

ココに注目! 『伝説の勇者の伝説』シリーズの魅力
「伝説の勇者の遺物」を巡る大河ドラマのような超大作ストーリー!
本編と呼ぶべき長編29冊にくわえて、短編集や外伝19冊を合わせると計48冊に及ぶファンタジア文庫の中でもトップクラスのボリュームは圧巻。しかしながら、鏡先生の手腕によってスピーディに展開していく物語と、登場キャラクターたちの濃密な心情描写によって圧倒的な没入感を誇る本作は、読み始めるとその長さを微塵も感じさせずに次々ページをめくってしまうこと間違いなし。本特集で物語の大まかな流れを把握しながら読むと、さらに理解度が高まるはず!
「今」人気のキャラクター像の先駆け!?斬新だったアンチヒロイックな主人公
後述する本作の主人公、ライナ・リュートはいつもやる気なし、昼寝大好きという怠惰な性格のキャラクター像をしており、『伝勇伝』がアンチ・ヒロイック・サーガと形容されるくらい、シリーズ開始当時のライトノベル界隈においては異色の主人公でした。しかし、彼の持つ〈魔眼〉のせいで壮絶な宿命を背負ってしまうというギャップが、当時の読者の心を掴んで離さなかったのです。 「普段はやる気なさげな癖に、本気を出したら超カッコいい」の先駆けを体現する主人公による活躍は、令和の今読んでも古臭さはなく、むしろ時代のスタンダードを作った作品として必修科目になるかも!?
とよた瑣織先生による芸術的な挿絵の数々!
イラストには時代の移り変わりと共にトレンドのようなものがあったりしますが、とよた先生の手掛ける『伝勇伝』シリーズの挿絵は、どこか芸術的かつ普遍的な美しさを持っており、作品に合った美麗なビジュアルを常に楽しむことが出来ます。ときに耽美に、ときにコミカルに。変幻自在なタッチと共に、大長編となった『伝勇伝』では、時代にあわせてアップデートされつつも“らしさ”を損ねず進化していくイラストを一気読みで堪能するのも通の楽しみ方といえるのではないでしょうか。
『伝説の勇者の伝説』をより深く知るには?
コメディ感強めで楽しくさっくり読める短編集
国王シオンの無茶ぶりとも言える命令から始まった、ライナとフェリスの二人旅。シリアスな展開の続く本編とはうってかわって、ドラゴンマガジンで連載されていた大人気の短編連載は、そんな旅の合間にあったドタバタ劇を主に扱ったコメディ路線のお話が盛りだくさん。本編時系列のどこにあたるエピソードなのか想像したり、あの出来事の裏にこんな事があったのか、と驚いてみたり……。他にも、ライナやフェリスの過去話や、二人の仲がすこーしずつ進展していくラブコメ的なエピソードなど、ここでしか読めない物語が詰まった全11巻の短編集『とりあえず伝説の勇者の伝説』は、さっくり読めてハチャメチャ楽しいお得感満載!
本編における空白の二年間を埋める外伝
そしてライナに負けず劣らず重い運命を背負っているのが、『伝勇伝』のもう一人の主人公ともいえるローランド帝国国王、シオン。彼をメインとする『堕ちた黒い英雄の伝説』は『伝勇伝』1巻にある空白の二年間を描いた外伝だ。帝国の抱える闇に辿り着き、人々を救うために妾腹ながら国王に上り詰めた彼の壮絶な試練と秘密を、是非本作を読んで知って欲しい。全8巻の外伝を読めば、本編での彼の印象が変わるかも!? 長編しか読んだことのない人も、是非この機会に短編&外伝をチェックしよう。
作品を読み解くキーワード
コメディ感強めで楽しくさっくり読める短編集
魔眼 強大な力を持つ特別な眼。それぞれ能力の異なる5種類が確認されており、ライナの持つ〈複写眼〉もその一つ。力を行使すると瞳に紋様が浮かぶ。畏怖の対象であり、魔眼保持者は迫害を受けることもある。 ローランド帝国 シオンの父である先代ローランド帝国王の時代は、貴族の横暴な統治により市民が虐げられ、周辺国への侵略戦争も盛んに行われていたが、革命後シオンが国王となってからは市民の手による統治が行われ急速に力をつけている。 伝説の勇者の遺物 伝承やお伽噺として噂が残っている、かつて勇者や英雄などが持っていたという、特殊な力を秘めたアイテム。忘却欠片(ルール・フラグメ)とも呼ばれる存在であり、現在の魔法学やライナの持つ〈複写眼〉でも解析できない。
いかがでしたか? 今回は最高のエンディングを迎えた超大作シリーズ『伝説の勇者の伝説』&『大伝説の勇者の伝説』の魅力についてお届けいたしました。気になったら、まずは試し読みから読んでみてください。
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- 深堀
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