大人が全力で「枕投げ」!? ”ミスター枕投げ”による枕投げ練習会に潜入!!
7月初旬、面白い催しがあるとMF文庫J編集部のみみこさんに誘われ、千葉県某所へ。
待ち合わせの場所は「柔道場」。
扉を開けるとそこには浴衣を着た大人と「ナイスピロー！」の掛け声と共に飛び交う枕、そして布団が…！
この日は、"ミスター枕投げ"こと大塚眞さんによる、スポーツ枕投げの練習会が行われていました。
…と、既にいくつかツッコミポイントがあるのですが、そうなんです。
「枕投げ」はスポーツになっているんです！（皆さん知っていましたか？）
"ミスター枕投げ"大塚さんがこの活動を始めたのは13年前。
静岡県伊東市から温泉施設の活性化の相談を受け、伊東市および観光協会とアイデアを出し合い、辿り着いたのが誰でも知っていて親しみやすい「まくら投げ」だったそうです。
今では年に一度全国大会も行われていて、2017年度の大会には全国からまくら投げの猛者、約50チームが参加しました。
この日、大塚さんにレクチャーを受けるのは「まくら株式会社」の皆さん。なんと、このスポーツ枕投げに使われる競技専用の枕を作っているメーカーさんでもあります！
まくら株式会社は枕一筋20年で、「枕」に特化をした製造・卸売り・EC・ネット通販・サービスを提供している会社さん。
大塚さんがスポーツ枕投げで町おこしをはじめてすぐのこと、そのニュースを聞きつけた社長さんが「枕メーカーとしてこの活動に絡まないわけにはいかない！」と声を掛けたのが始まりだったそうです。
鮮やかな青と赤が印象的なこの競技用まくら。800gあり、持つと少しずっしりとした重さを感じます。触り心地はふわふわというよりはもちもちとしていて、かなり弾力があります。
普段作っている寝具としての枕とは全くの別物。「投げた時によく飛ぶように」と中身も綿ではなくラテックス素材を使用しているそうです。
いちばんのこだわりポイントは「当たっても痛くないこと」！
社内で何度も人に向かって枕を投げて（！）実験を重ねたとのことです。
まくら株式会社はこれまでも有志で大会に参加はしていたものの、毎回初戦敗退。今年は社員総出で練習会に臨み、チームのレベルアップも図ります！
この日の練習会にはプロの選手も6名参加！
投げるコツを掴むためにキャッチボールならぬキャッチ枕で肩慣らしをして、初心者でもすぐに真似出来るテクニックなども伝授してもらい、早速実戦形式に入ります。
1チーム6～8名で行われる競技。試合の細かいルールはあるものの、試合を見ていればすぐに覚えられるくらい簡単です。
スポーツ枕投げにおいて”枕は避けるべし”！ 枕をキャッチすることは反則にあたります。
また、この競技では枕だけではなく布団も重要アイテム。試合の開始はこの布団に寝ているところから始まります。
そしてチームに1名、掛け布団でガードする「リベロ」というポジションも。
この「壁」を駆使して死角から枕を投げるというのが有効な戦術だそう。
…と、こんな感じで試合をしながらルールを覚えつつ、ひたすら枕を投げて、ひたすら避ける――皆さんでいい汗を流していました。
「枕投げ」といえば修学旅行。勝ちも負けもなく、ただひたすらに枕を投げ合い、そして大人に見つかって怒られる…
そんなイメージは今回の練習会を見学して、一気に覆されました。
皆さんも「本気の青春」、一緒に体験しませんか？
―作品紹介―
今回、7月25日に発売となった『ゆるふわ先輩は枕で変わる』に、ミスター枕投げ・大塚さんに全面協力頂いたことがご縁で、この日の練習会を取材させていただきました。
作中に出てくる技に挑戦してもらった動画も近日公開……!? キャラクターたちの得意技もかっこよく口絵イラストになっていますよ！
キミラノTikTokにて動画公開中!!
@kimirano 枕投げは、青春だ。 「ミスター枕投げ」推薦‼︎ 7月25日発売♨️ 『ゆるふわ先輩は枕で変わる』 あらすじをご紹介！ #本の紹介 #ラノベ #MF文庫J #枕投げ大会 ♬ オリジナル楽曲 - ラノベ紹介📚キミラノ
